第9回 理研・京大データ同化研究会 (終了しました)

概要

研究会趣旨

データ同化は、近年応用数学分野で発展が著しい不確実性定量化(Uncertainty Quantification: UQ)と関係が深く、 数理モデル(数理科学)、シミュレーション(計算科学)と現実世界のデータ(データ科学)が結びついた学際的科学である。 その理論的背景には力学系理論・確率論・微分方程式論・数値解析およびデータサイエンスに基づく幅広い数理科学分野が広がっており、 その応用は気象学にとどまらず予測に関わるすべての科学へとおよぶ。 加えて、その研究は最適化・制御、将来予測の高度化、意志決定に資する定量化など社会への波及効果も極めて高い。 本研究会は、理研R-CCSデータ同化研究チームと京大数学教室の応用数学グループとの間の数学応用連携を実質的なものとして深めるため、 2013年8月からこれまで8回に渡り、それぞれの研究室の活動を互いに紹介してきた。 第9回となる今回は、データ同化をコアとしつつも数理的側面のスコープを広げ、理研数理創造プログラム(iTHEMS)とも連携し、 先端のUQの数理および関連する数理と応用の議論を深めて、参加者の意識共有を図る。 そのために、幅広い分野の研究者にも参加をよびかけ、データ同化やUQ分野に関する話題提供や問題提起を行う。

主催・共催

主催:理化学研究所 計算科学研究センター データ同化研究チーム
   京都大学 大学院理学研究科
共催:理化学研究所 数理創造プログラム (iTHEMS)

プログラム

時間 講演者 講演タイトル
13:30 - 13:35 坂上貴之
(京都大学 大学院理学研究科)
 挨拶・趣旨説明
13:35 - 14:20 森下喜弘
(理化学研究所 生命システム研究センター)
 器官形成過程のモデリングと定量データ解析
14:20 - 14:35 -  議論 (15分)
14:35 - 14:50 -  休憩 (15分)
14:50 - 15:35 鎌谷研吾
(大阪大学 大学院基礎工学研究科)
 データ同化におけるカップリング
15:35 - 15:50 -  議論 (15分)
15:50 - 16:05 -  休憩 (15分)
16:05 - 16:50 小槻峻司
(理化学研究所 計算科学研究センター、iTHEMS)
 EFSO観測インパクト推定を用いた
  予報を改悪する観測を同化しない「観測選択手法」の探索
16:50 - 17:05 -  議論 (15分)
17:05 - 17:25 -  総合討論 (20分)
17:25 - 17:30 三好建正
(理化学研究所 計算科学研究センター)
 挨拶・次回研究会について

参加申し込み

参加を希望される方は、7月13日(金)までに da-ws-staff(please remove here)@riken.jp へご連絡ください。

これまでの理研・京大合同データ同化研究会

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