理研データ同化オンラインスクール (基礎編)
概要
日時 |
2020年9月2日(水)―9月30日(水) 水曜午前:講義 金曜午前:チュータリング・補講 火曜午前:チュータリング |
場所 | オンライン(Zoom) |
対象 |
学部生、大学院生、研究機関や企業等の研究者 ※詳細は参加要件を参照。 |
言語 | 日本語 |
参加費 | 無料 |
定員 |
受講生: 20名程度 聴講生: 50名程度 |
スクールの全日程を終了しました.
多数の方のご参加ありがとうございます(受講生: 14名,聴講生: 55名).
趣旨
データ同化はシミュレーションと実測データを融合する学際的科学であり、力学系理論と統計数理に基づいている。 これまで大規模問題におけるデータ同化は気象学分野において天気予報を実現する技術として高度に発展してきたが、 近年のシミュレーション科学の発展に伴い、地球惑星科学や生物学、工学、脳神経科学など、その応用範囲を広げている。 今後、応用研究および理論研究をさらに進展させることで、データ同化は様々な分野でイノベーションを生み出す科学技術ハブとなることが期待される。
データ同化の裾野を広げるため、データ同化に興味を持つ大学院生や若手研究者等を対象として、 これまで3回(2016年11月、2017年12月、2018年12月)「理研データ同化合宿(基礎編)」を開催し好評を得た。 同様の内容について、昨今の状況に鑑み、オンラインスクールとして試行的に開催する。 データ同化システムを実装するために必要な講義と演習を通じて、参加者がデータ同化に関して実践的で“使える”基礎技術を習得することを目標とする。 また、データ同化コミュニティのさらなる拡大やレベルアップに貢献する。
プログラム
日時 | 内容 |
---|---|
9/2(水) 9:00-12:00 | 趣旨説明 事前準備課題の報告 講義 |
9/4(金) 9:00-11:00 | チュータリング |
9/8(火) 10:00-12:00 | チュータリング |
9/9(水) 9:00-12:00 | 進捗報告 講義 |
9/11(金) 9:00-11:00 | チュータリング |
11:00-12:00 | 補講 |
9/15(火) 10:00-12:00 | チュータリング |
9/16(水) 9:00-12:00 | 進捗報告 講義 |
9/18(金) 9:00-11:00 | チュータリング |
11:00-12:00 | 補講 |
9/23(水) 9:00-12:00 | 進捗報告 講義 |
9/25(金) 9:00-11:00 | チュータリング |
11:00-12:00 | 補講 |
9/29(火) 10:00-12:00 | チュータリング |
9/30(水) 9:00-12:00 | 最終発表会 |
※補講は受講者の進捗に応じて行います。
受講生と聴講生の違い
受講生はすべてのプログラムに参加する。 毎回の講義で全員が進捗報告(3分以内)を行い、最終日には5分程度の成果発表を行う。
聴講生はチュータリングによる指導を受けることができない。 実習課題に取り組むかどうかは自由で、講義での進捗報告や最終日の成果発表は行わない。
参加要件
受講生
- 日本語による講義の受講と、演習成果の発表が可能である。
- Zoom によるオンライン会議を利用できる環境が整っている。
- PC等の計算機環境を各自で準備する。なお、本演習課題は通常のPC一台で簡単に実行できる。
- 科学技術計算プログラミングやデータプロットが可能である。
使用するプログラミング言語は問わない。ただしExcelは不可とする。 - 事前準備を初回講義までに行う。
- 原則として、すべての講義に参加し,チュータリングによる指導を受ける。
聴講生
- 日本語による講義の受講が可能である。
- Zoom によるオンライン会議を利用できる環境が整っている。
事前準備
課題
- Lorenz-96を4次のRunge-Kutta法を用いて実装する。パラメータ値Fをいろいろ変え、F=8でカオスとなることを確認する。 余裕があれば、他の時間積分スキームも実装してみる。
- パラメータ値F=8とする。誤差の平均発達率について調べ、0.2時間ステップを1日と定義することの妥当性を確認する。
参考文献
- Lorenz, E., and K. Emanuel, 1998: Optimal sites for supplementary weather observations:Simulation with a small model. J. Atmos. Sci., 55, 399−414.
受講生は、初回講義で簡単な自己紹介と事前準備課題の報告(あわせて3分以内)を行う。
計算環境の構築
- Mersenne Twister 等の性質の良い乱数生成プログラムを利用できるようにする。
- 逆行列の計算や固有値分解等、行列計算を行えるようにする。
参加申し込み
参加を希望される方は参加要件を確認の上、以下のフォームに必要事項を記入し、 締め切り日までに理研データ同化オンラインスクール 運営事務局へ電子メールでご送付ください。 お申し込みから2日(土日祝日除く)以上経過しても事務局から受付のご案内が届かない場合は、再度事務局までご連絡をお願いします。
締め切り: 8月23日(日)
宛先
da-camp(please remove here)@ml.riken.jp
件名
理研データ同化オンラインスクール (基礎編) 参加申し込み
本文
氏名 (フリガナ):
所属:
メールアドレス:
希望する参加区分: 受講生・聴講生
使用予定のプログラミング言語:
申し込み動機:
※学生の場合は、所属欄に学年の記入もお願いします。
※申し込み動機は300文字以内での記入をお願いします。
※応募多数の場合は、参加いただけないことがあります。
※参加の可否は8月25日頃に連絡いたします。
主催・共催
主催
- 理化学研究所 計算科学研究センター
共催
- 神戸大学大学院理学研究科附属惑星科学研究センター
- 数理創造プログラム (iTHEMS)
- 開拓研究本部三好予測科学研究室
これまでの理研データ同化合宿
個人情報と録画映像の取扱いについて
当サイトにおいて取得した個人情報は、「理化学研究所個人情報保護規程」に則り厳重に管理し、 正当な理由なく第三者への開示、譲渡及び貸与することは一切ありません。
参加いただいた方には、今後当チームが主催するイベント等についてご案内を差し上げることがあります。 ご不要な場合はその旨ご連絡ください。
講義の様子を録画し、受講者個人に関わる部分は編集にて削除した上で、教材として利用・公開する場合があります。
お問い合わせ
理化学研究所 計算科学研究センター データ同化研究チーム内
理研データ同化オンラインスクール 運営事務局
E-mail: da-camp(please remove here)@ml.riken.jp