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第2回 理研データ同化ワークショップ

ワークショップは終了しました。多くの方のご参加に感謝いたします。

概要

主 催
理化学研究所計算科学研究機構(AICS)
日 時
平成29年9月25-26日
場 所
理化学研究所 計算科学研究機構 講堂(6F)
兵庫県神戸市中央区港島南町7丁目1-26
会場へのアクセスはこちら
対 象
国内の研究・学術機関や企業等の研究者、大学院生
言 語
日本語
参加費
無料(懇親会費は実費負担)
発表者には規程に基づき旅費を支給できる場合あり

2017DAワークショップ集合写真

趣旨

データ同化は、力学系理論と統計数理に基づきシミュレーションと実測データを融合する学際的科学です。 これまで、大規模問題におけるデータ同化は気象学分野において天気予報を実現する技術として高度に発展してきましたが、 近年シミュレーション科学の発展に伴い、地球惑星科学や生物学、脳神経科学など、その応用範囲を広げています。 今後、応用研究および理論研究をさらに進展させることで、データ同化はイノベーションを生み出す科学技術ハブとなることが期待されます。 そこで、理化学研究所 計算科学研究機構では、 「データ同化をハブとした数理科学、実験・観測科学、シミュレーション科学の融合研究のイノベーションハブの形成」に取り組んでいます。

昨年度の「理研データ同化ワークショップ」では、この活動のキックオフとして 物質科学・生物学・創薬等のデータ同化応用分野を含む多くの研究者と議論を行い、情報を共有しました。 今年度は、さらに応用範囲を広げるとともに、産業界にもリーチします。 招待講演には、大学や公的研究機関から、生態系・流体工学・火山・感染症の各分野の専門家をお招きすることに加え、 企業から、エネルギー・地下水流動の専門家をお招きします。 さらに一般講演およびポスターでの発表を募集し、データ同化に関して広く活発な議論を行います。 産学の垣根を超えた交流を通じて、産業応用も視野に入れた広範なデータ同化研究コミュニティの形成および拡大に貢献することを目指します。

招待講演者

加藤 知道
北海道大学(生態系)
加藤 博司
JAXA(流体工学)
小屋口 剛博
東京大学(火山学)
西浦 博
北海道大学(感染症)
西村 浩一
大阪ガス(エネルギー)
山本 真哉
清水建設(地下水流動)

(敬称略、五十音順)

プログラム

講演タイトルに発表資料へのリンクが張られています.

9月25日(月)

時間 講演者 講演種別 タイトル
13:00-13:30 受付 --
13:30-14:00 三好建正(理研AICS) 開会挨拶・趣旨説明 --
14:00-14:30 小屋口剛博(東京大学) 招待講演 火山噴火現象予測モデルの数理デザイン
14:30-14:45 藤本航(東京大学) 一般講演 アンサンブル4次元変分法を活用した巨大波浪の再現
14:45-15:15 -- 休憩 --
15:15-15:50 (下記参照) ライトニングトーク (下記参照)
15:50-16:50 (下記参照) ポスター発表 (下記参照)
16:50-17:05 大西領(海洋開発研究機構) 一般講演 深層学習を活用した階層・分散型データ同化システム
17:05-17:35 西浦博(北海道大学) 招待講演 感染症流行のリアルタイム予測
17:35-17:40 -- 写真撮影 --
19:00-21:00 -- 懇親会@三宮 --

9月26日(火)

時間 講演者 講演種別 タイトル
9:00-9:30 -- 受付 --
9:30-10:00 西村浩一(大阪ガス) 招待講演 エネルギー事業での数値解析活用事例とデータ同化への期待
10:00-10:15 柴田達夫(理化学研究所) 一般講演 近似ベイズ計算法を用いた生物数理モデルの構築と展望
10:15-10:30 五島祐樹(理化学研究所) 一般講演 予防・個別医療に向けた医療・生命時系列データのデータ駆動型モデリング
10:30-11:00 -- 休憩 --
11:00-11:30 加藤知道(北海道大学) 招待講演 生態学分野におけるデータ同化利用
11:30-11:45 荒木田葉月(理化学研究所) 一般講演 シベリアの複数地点における動的植生モデルSEIB-DGVMへのMODIS LAIのデータ同化
11:45-13:00 -- 昼食・休憩 --
13:00-13:30 加藤博司(JAXA) 招待講演 CAE、CPSとデータ同化のつながり
13:30-14:00 山本真哉(清水建設) 招待講演 地下水流動問題におけるデータ同化の活用と課題
14:00-14:50 -- 総合討論 --
14:50-15:00 三好建正(理化学研究所) 閉会挨拶 --

ポスター発表一覧

粟津妙華(理化学研究所)
「降水領域の形状特徴量を用いたデータ同化」*
石井憲介(気象研究所)
「3次元変分法を用いた火山灰のデータ同化について」
大塚成徳(理化学研究所)
「データ同化を適用したリアルタイム降水ナウキャストシステム」*
岡崎淳史(理化学研究所)
「古気候復元に向けた気候プロキシ直接同化手法の開発」*
小槻峻司(理化学研究所)
「アンサンブルデータ同化を用いた全球大気モデルNICAMのモデルパラメータ推定」*
近藤圭一(理化学研究所)
「NICAM-LETKFを用いたマルチスケールデータ同化」*
佐瀬巧(理化学研究所)
「脳リズム現象のテーラーメード数理モデリング」*
重中秀介(筑波大学)
「データ同化を用いた大規模人流推定」*
高玉孝平(理化学研究所)
「東京湾の短期赤潮予報に向けて」*
寺崎康児(理化学研究所)
「NICAM-LETKFを用いた衛星データ同化」*
本田匠(理化学研究所)
「ひまわり8号全天輝度温度観測の高頻度同化: 降水および洪水リスク予測へのインパクト」*

(敬称略、五十音順)

* のついた講演はライトニングトークを伴うもので、掲載順に発表を行います。

費用

本ワークショップの参加費は無料です。

懇親会参加者からは実費分 5000円 を受付時にいただきます。

参加申し込み

参加申し込みは締め切りました。申し込み期限以降の参加は受け付けておりません。

旅費支給の可否については、9月14日ごろにご連絡いたします。

入力いただいた情報は、国立研究開発法人 理化学研究所 個人情報保護規定に則り厳重に管理し、本ワークショップ運営の用途に限り使用されます。 これらの情報を正当な理由なく第三者への開示、譲渡及び貸与することは一切ありません。

講演

招待講演

発表の講演時間は質疑応答を含めて 30 分です。

お手持ちのラップトップ(*1)をご利用いただくか、事務局が用意するラップトップ(*2)をご利用いただけます。

口頭発表

データ同化に関連するものであれば発表内容は問いません(例えば、研究紹介、疑問、悩み、データ同化への期待など)。

発表の講演時間は質疑応答を含めて 15 分です。

お手持ちのラップトップ(*1)をご利用いただくか、事務局が用意するラップトップ(*2)をご利用いただけます。

発表資料はワークショップ終了後に WEB での公開を予定しております。公開が困難な箇所がある場合は、当該部分を削除したものをスタッフにお渡しください。

ポスター発表

データ同化に関連するものであれば発表内容は問いません(例えば、研究紹介、疑問、悩み、データ同化への期待など)。

ポスターの大きさは縦 120 cm、横 90 cm以下とします。

希望者はライトニングトーク形式(3 分間、質疑応答なし)でポスターを紹介することができます。

ライトニングトークの発表時にプロジェクタを使用する場合は、事務局が用意するラップトップ(*2)のみをご利用いただけます。お手持ちのラップトップをご利用いただくことはできませんのでご注意ください。

*1 お手持ちのラップトップをご利用される場合の注意

プロジェクタの入力方式は VGA です。

休憩時間等にラップトップとプロジェクタの接続を確認してください。

*2 事務局が用意するラップトップをご利用される場合の注意

ラップトップの OS は日本語版 Windows 10です。Microsoft Power Point 2016 および Adobe Acrobat Reader DC をご利用いただけます。

発表資料は、事前に事務局までメールで送っていただくか、当日に USB メモリを利用してコピーしていただきます。

当日に発表資料の動作確認をお願いします。

その他の注意点

データ同化研究コミュニティ活性化のため、参加者の皆さまの氏名・所属・電子メールアドレスを掲載した名簿を2日目に配布いたします。掲載に不都合がある場合は、事前もしくはワークショップ初日にお知らせください。

今後の催し事のお知らせのため、当日名刺を受付にお渡しいただけますと幸いです。

会場近くにはレストラン・コンビニはございません。食堂はございますが、混雑が予想されるため、昼食をご持参いただくことをおススメします。

お問い合わせ

理研データ同化ワークショップ運営事務局

E-mail: daws-staff(at)riken.jp

※(at)を@に変えてください。

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