第13回データ同化ワークショップ
概要
日時 | 2023年2月16日(木) |
形式 | 現地開催(*Web配信などは行いません) |
場所 |
理化学研究所 計算科学研究センター 講堂 〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-26 *現地開催を予定しておりますが、新型コロナウィルス感染症の感染拡大状況によっては、オンライン開催に変更になる可能性があります。予めご了承ください。 |
言語 | 日本語 |
研究会趣旨
データ同化は力学系理論と統計数理に基づきシミュレーションと観測を融合することで、より高精度な状態推定、パラメータ推定、観測システムの設計評価などを行うことができる。データ同化は気象学分野で目覚ましい発展を遂げてきた。現在では、気象学を超えた地球惑星科学分野、さらには工学や生命科学など様々な分野で活用されている。データ同化の理論をさらに発展させ、実際に運用されているデータ同化システムに応用することで、例えば、気象や海洋の予測の精度向上が期待される。実際、ゲリラ豪雨の予測や沿岸域の海洋予測など、これまで予測が難しかった現象への取り組みが始まりつつある。
本ワークショップでは、最新のデータ同化に関する研究成果を共有し、今後の課題や展望について議論することで、データ同化研究の知の集積や研究者間の交流を促進する。これにより、データ同化研究コミュニティの形成や拡大に貢献する。
プログラム
時間 | 講演者 | 内容 |
---|---|---|
09:30-10:00 | - | 受付 |
10:00-10:15 | 三好 建正(理研) | 開会挨拶・趣旨説明 |
10:15-11:15 | 招待講演:丹羽 洋介(環境研) | 温室効果ガスの逆解析研究 |
11:15-12:00 | 長船 哲史(JAMSTEC) | 拡散スキームの高度化を通じた長期海洋環境再現実験の精緻化に向けた取り組み |
12:00-13:00 | - | 昼休憩(ランチマップ)(キッチンカー) |
13:00-13:45 | 前島 康光(理研) | 領域気象モデルを用いた局地豪雨の制御シミュレーション実験 |
13:45-14:30 | 岡部 いづみ(気象研) | Aeolus衛星の視線風速データ同化による台風予測への寄与 |
14:30-14:45 | - | 休憩 |
14:45-15:45 | - | ポスター発表 |
15:45-16:15 | - | 富岳見学 |
16:15-17:00 | 大塚 成徳(理研) | 深層学習と数値天気予報の融合による降水ナウキャストの試み |
17:00-17:15 | 三好 建正(理研) | 閉会挨拶 |
プログラム
ポスター番号 | 発表者 | タイトル |
---|---|---|
P1 | 鈴木 和良、段 卓志(JAMSTEC) | 北極域を対象としたmlef/Polar WRF (PWRF)を用いた結合データ同化実験 |
P2 | 藤井 陽介(気象研) | アルゴフロート品質管理の海洋データ同化システムに対するインパクトの検証 |
P3 | 小野 耕介(気象研) | メソ対流系における予測誤差の非線形性と階層構造 |
P4 | 呉 品穎(気象業務支援センター) | Construction of 1000-member ensembles of typhoon Hagibis (2019) and their high wind probability predictions |
P5 | 中野 慎也(統数研) | Pilot reanalysis for the magnetosphere-ionosphere system with a global magneto-hydrodynamic model |
P6 | 赤見 彰一(筑波大) | 非ガウスデータ同化の精度向上に向けたベイズ最適化による局所粒子フィルタのパラメータ推定 |
P7 | 佐藤 峰斗(総研大) | 等価重み粒子フィルタによる非線形モデルの時変パラメータ推定 |
P8 | 齋藤 匠(千葉大) | 大次元力学系における有効な観測位置決定手法の開発 |
P9 | 藤村 健介(千葉大) | アンサンブルカルマンフィルタによる河川水位予報精度の改善 |
P10 | 塩尻 大也(千葉大) | 陸面データ同化システムILS-LETKFによる土壌水分量の同化実験 |
P11 | 大石 健(千葉大) | Sinkhornアルゴリズムを用いた局所粒子フィルタの高速化と力学的な一貫性の調査 |
P12 | 大瀧 貴也(千葉大) | リザバーコンピューティングを用いたハイブリッドアンサンブルデータ同化手法の改善 |
P13 | 河﨑 俊(千葉大) | モデル予測制御によるLorenzモデルの制御実験 |
P14 | 雨宮 新(理研) | 領域気象モデルSCALE-RMを使ったLETKFの微修正による局所粒子フィルタ |
P15 | 大石 俊(理研) | LETKF-based Ocean Research Analysis(LORA)の精度評価 |
参加申し込み
イベントは終了しました。
参加者へのお願い
(1) 入口の検温で、体温が37.5度以上ある場合は入場をお断りします。発熱や咳、喉痛、全身痛などの症状がある場合、その他、体調に不安がある場合も、ご遠慮いただけますようお願いします。
(2)以下、会場での感染症対策にご協力ください。
・咳エチケットやこまめな手洗い、手指消毒
・マスク(不織布マスクを推奨)の常時着用
・ソーシャルディスタンスの確保
・休憩時の飲食に伴いマスクを外す際の会話自粛
主催・共催
主催
- データ同化研究連絡会
- 幹事:理化学研究所 計算科学研究センター データ同化研究チーム
共催
- 理化学研究所 開拓研究本部 三好予測科学研究室
- 理化学研究所 数理創造プログラム (iTHEMS)
*本ワークショップは、統計数理研究所共同研究集会(2022-ISMCRP-5004) として開催いたします。
個人情報の取扱いについて
当サイトにおいて取得した個人情報は、「理化学研究所個人情報保護規程」に則り厳重に管理し、正当な理由なく第三者への開示、譲渡及び貸与することは一切ありません。
お問い合わせ
データ同化研究連絡会
E-mail: dawsjimu[at]mri-jma.go.jp ([at] は@に置き換えてください)
*参加申込先と連絡先が異なりますので、ご注意ください。